World Journal of Gastroenterology(インパクトファクター5.742)
2022年5月に World Journal of Gastroenterology (Impact Factor :5.742) からアクセプトされました院長豊島の論文をご紹介します。
『Brown slits for colorectal adenoma crypts on conventional magnifying endoscopy with narrow band imaging using the X1 system. 』World J Gastroenterol 2022; 28(24): 2748-2757
本論文はオリンパス製最新内視鏡システムX1を使用すると、今までは顕微鏡内視鏡スコープEndocytoscope(超拡大内視鏡500倍)でしか観察できなかったポリープ表面の構造が通常の拡大内視鏡スコープ(約100倍拡大)でも観察できるようになったことを報告しました。
この写真は大腸癌の前癌病変である腺腫ですが、Aに示すように、NBI(narrow band imaging)観察で腺窩と呼ばれる場所に茶色いすじ(Bのピンクの部分)が観察できます。これをBrown slitと命名しました。Brown slitが観察されると高い確率で腺腫であることを示しました。
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