院長紹介
院長 豊島 治
胃がんや大腸がんの治療に外科医として携わっていた時期に、病気は早期発見して治療することが大切であると私は痛切に感じました。
それには内視鏡が必要であります。
そこで、内視鏡をライフワークとすることに私は決心致しました。
私共にできることとして、最先端の内視鏡技術を駆使し、胃がんや大腸がん、食道がんを無症状の段階で早期に発見する。
大腸ポリープをがん化する前に切除し、大腸がんを予防する。
また、本来、大変苦しい胃・大腸内視鏡検査を少しでも苦痛なく楽に受けて頂く。
そのような「やさしい内視鏡」を一人でも多くの方に受けて頂きたいと、平成14年、世田谷区成城にとよしま内視鏡クリニック(旧とよしまクリニック)を開院致しました。
お陰様で、平成29年2月に開院15周年を迎える事ができました。
未熟なところもございますので、今後も研鑽を積み、専門性の高い良質な内視鏡を提供し、内視鏡診療の進歩に貢献して参りたいと存じます。
宜しくお願い申し上げます。
経歴
1993年 | 東京大学医学部 卒業 |
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1993年~ |
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2002年 | とよしまクリニック 開院 |
2016年 | とよしま内視鏡クリニック 移転開業 |
2016年~ |
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所属学会・認定医
- 日本内科学会 認定医
- 日本消化器病学会 専門医
- 日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
- 欧州消化器内視鏡学会(ESGE) 国際会員
- 米国消化器内視鏡学会(ASGE) 国際会員
- pylori(ピロリ菌)感染症 認定医
私共は「やさしい内視鏡」を
目指しております
近年、日本消化器内視鏡学会でも「患者にやさしい内視鏡」というテーマが大きな演題として取り上げられております。
以前、内視鏡は苦しかろうが、患者さんの命を救えばそれで良しという考え方主流でありましたが、内視鏡技術の進歩とともに、患者さんの苦痛も取るといったソフトの面での改良が学会でも真剣に取り組まれるようになりました。
学会のガイドラインでも、[苦痛のない内視鏡]という章があり解説されております。
「苦痛のない内視鏡」とは一般的に鎮静薬を用いて行うsedation下(鎮静下:セデーション下)内視鏡のことを指します。
実はこのsedation下内視鏡は、内視鏡時の患者さんの苦痛を少なくするだけでなく検査の精度を上げるということも分かってきました。
当院は10年以上前、開業当初より積極的にsedation下内視鏡を施行して参りました。
2012年の胃癌発見率は0.7%と大変高率(一般的には0.1~0.3%)でありました。
私どもは“苦痛の少ない、さらに、精度の高い内視鏡”が「やさしい内視鏡」であると考え、今後も目指して参りたいと存じます。
内視鏡の名医とは
内視鏡の名医の条件としては以下が挙げられます。
- 大腸内視鏡検査をスムーズに事故無く
行なうこと、 - 観察を丁寧に行い、小さな
大腸ポリープなども見逃さないこと、 - 大腸ポリープ手術・大腸癌手術など豊富な経験を持ち、適切な術後管理を行なうこと
また、内視鏡検査は、患者さんが一生のうち複数回受ける検査であるため、その際の苦痛を減らし、少しでも楽に受けられるよう配慮が必要と考えます。
内視鏡の名医とは、患者さんの全体をよく診て、
「患者さんが内視鏡検査を嫌いにならないように行なう医師」であると思います。